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導入に伴う工事とその費用

法人向け光インターネット回線導入に伴う工事とその費用

オフィスにインターネット回線を引くとき、ADSL回線は既存の電話線を利用するので工事をする必要はありませんが、光回線を新たに引くときは、光ファイバーケーブルを引き込むための工事をしなければなりません

いわゆる初期費用として、契約事務手数料とともに工事費が必要になります。

そこで今回は、新たに光インターネット回線を導入するときに必要な工事の内容とその費用をご紹介いたします。

目次

1、新たに光インターネット回線を導入するときに必要な工事と費用

法人向け光インターネット回線導入に伴う工事とその費用
まず、光インターネット回線の料金体系は、個人契約と同じように以下のように区分されます。
戸建て向け(ファミリータイプ):戸建て店舗または自社ビル
集合住宅向け(マンションタイプ):集合住宅に入居する事務所

工事の内容や費用も、この区分によって異なるので、それぞれの一般的な工事内容と費用をご紹介いたします。
なお、費用についてはNTT東日本・NTT西日本の「フレッツ光」の初期費用を例にご紹介いたします。

戸建て向け(ファミリータイプ)の工事内容と費用

戸建ての店舗など一戸建ての事務所や自社ビルの場合、工事は一般的に以下の手順で行われます。

  1. 光回線(光ファイバー)の引き込み
  2. 戸建ての場合は電話線と同様に、電柱から建物の外壁に光回線(光ファイバーケーブル)を引き込みます。
    必要に応じて、配線を固定するために外壁に引止め金具などを取り付けることもあります。

  3. 光回線を屋内に引き込み
  4. 屋外から屋内へ光回線を引き込むときは、既存の電話用配管やエアコンダクトなど共有可能な配管を利用します。

  5. 引き込んだ光回線をONU(回線終端装置)に接続
  6. 引き込んだ光回線は、屋内に設置した「ONU(回線終端装置)」に接続します。

  7. ルーターとパソコンの設定
  8. ONU⇒ルーター⇒パソコンというように有線または無線でつなぎ、接続設定をすればインターネットの利用できます。

基本は、この流れで進められ、➀~➂はNTT側で工事を行いますが、最後の④のルーターとパソコンの設定は自分たちで行う必要があります。

戸建てタイプの初期費用

契約料(1契約ごと):800円
初期工事費(一般的):18,000円(分割:初回3,000円+2回目以降500円/月×30回)

集合住宅向け(マンションタイプ)の工事内容と費用

SOHOなど小規模オフィスで集合住宅に入居する事務所での工事内容や費用は以下のようになります。
集合住宅の配線は、棟内の配線状況によって「光配線方式」、「ADSL方式」、「LAN配線方式」と3種類ありますが、ここでは一般的な「光配線方式」の手順をご覧いただきます。

  1. 電柱から棟内共有スペースに光回線を引き込む
  2. 基本的にマンションなどの共同住宅は、すでにマンションやアパートの共用設備に光ファイバー線が引き込まれている物件が多く、「スプリッタ」と呼ばれる機器が取り付けられています。

  3. 棟内共有スペースから室内に光回線を引き込む
  4. 棟内の配管を利用して、「スプリッタ」などから室内まで光ファイバーを引き込みます。
    室内への配線は、光ファイバーをそのまま利用したり、既存の電話線を使ったり、LANケーブルを使うなど、建物によって引き込む方法が異なります。

  5. 室内に引き込んだ光回線をONU(回線終端装置)に接続
  6. 室内の電話線差し込み口周辺にONU(回線終端装置)を設置して、引き込んだ光回線を接続します。

  7. ルーターとパソコンの設定
  8. ONU⇒ルーター⇒パソコンというように有線または無線でつなぎ、接続設定をすればインターネットの利用できます。

マンションタイプの初期費用

契約料(1契約ごと):800円
初期工事費(一般的):15,000円(分割:初回3,000円+2回目以降400円/月×30回)

マンションタイプも、➀~③まではNTT側で工事が行われ、➃は自分たちで行うようになります。

2、光コラボレーションへの転用は工事が不要!

光コラボレーションへの転用は工事が不要!
光回線には、NTTのフレッツ光の他に、

  • 光コラボレーション
  • 独自回線でサービスを提供している事業者

と、2つのタイプの契約形態があります。

光コラボレーションとは、NTT東日本・NTT西日本の「フレッツ光」の回線網を借りてサービスを提供しているインターネット接続サービスのこと。
そこで、今までフレッツ光を利用していた方が光コラボレーションへ乗り換えるとき、フレッツ光の通信網はそのまま使えるので「解約」という形をとらず、一般的に「転用」という形での契約になります。

この「転用」はNTTの設備を転用するので、回線工事が不要となり工事費などは一切必要ありません
もちろん、全く新規で申し込む場合は、光回線を引き込む必要があるので、前項でご紹介した工事を行わなければなりません。

また、独自回線を利用したサービスには、KDDIが提供する「auひかり」が挙げられますが、工事が必要か不要かは地域によって異なるので、申し込む際に確認が必要です。

3、まとめ

新たに光インターネット回線を申し込むときは、光ファイバーケーブルを建物内に引き込むための工事が必要。
その際、事務所が戸建て・自社ビルなのか、集合住宅に入居しているのかによって工事の内容や必要な費用が異なります

工事自体はNTTなどにお任せで問題ないですが、最後の接続設定は自分たちで行うようになるので、事前に設定方法はチェックしておくと安心です。

また、フレッツ光から光コラボレーションへ乗り換えるときは工事が不要なるなど契約によって工事の有無が異なるので、申し込みときは工事など初期費用などしっかり確認しておきましょう。

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