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機器接続・設定方法を簡単解説

光インターネット回線の接続方法

法人で光インターネット回線を引くとき、建物内の回線終端装置(ONU)までの引込工事はNTT側がしてくれます。
ただし、工事はそこまでになり、後のパソコンまでの接続や設定は依頼者側で行う必要があります

オフィスにOA機器の担当者がいればスムーズに設定できますが、いなければ慌ててしまいそうですよね。
ただし、基本的な部分で接続や設定は簡単にできるので、手順さえ理解していれば誰でも簡単に行えます。

そこで今回は、光インターネット回線で必要な回線終端装置(ONU)からの接続方法や、各自のパソコンの設定方法を簡単に解説いたします。

目次

1、光インターネット回線の接続方法

光インターネット回線の接続方法
まず、インターネット回線を利用するにあたって、ADSL回線では「モデム」が必要になり、光回線では「回線終端装置(ONU)」が必須の機器になります。

回線終端装置(ONU)とは、光ファイバーで送られてくる光信号と、パソコンなどから送られてくるデジタル信号とを相互変換する役割を担う機器。ちなみに、ADSL回線で使われる「モデム」も、アナログ信号をデジタル信号に相互変換する通信機器です。

通常、NTT東日本・NTT西日本が工事に入るときに、レンタル提供されるので用意しておく必要はありません。

回線終端装置(ONU)からの接続方法

ただし、回線終端装置(ONU)を設置しただけでは1対1が原則なので、1台のパソコンのみの対応になってしまいます。
基本的に法人の場合、複数社員が同時にインターネット接続できなければ導入した意味がありません。

そこで、複数のパソコンで利用する場合は「ルーター」と呼ばれる機器が必須となるのです。
ルーターとは、複数の端末でネットワーク接続ができるようにするための機器。このルーターを回線終端装置(ONU)に接続することで、複数台のパソコンやスマホから同時にインターネット接続が可能になります。

次に、ルーターが接続できたら各自のパソコンへ接続していきますが、

  • LANケーブルで接続する有線接続
  • 無線で接続する無線接続

と、2種類の方法があります。

そのため、ルーターにも有線LANと無線LAN対応の機器がそれぞれありますが、一般的な無線LANルーターには有線LANが内蔵されています。無線LAN本体にWANおよびLANの接続ポートが用意され、そこにLANケーブルを接続できるわけです。

以上、回線終端装置(ONU)有線・無線LANルーター端末機器の順で接続が完了すれば、あとはパソコンやスマホで接続設定すれば、インターネットが使えるようになります。

2、パソコンなど端末機器の設定方法

パソコンなど端末機器の設定方法
では、最後に有線LANと無線LANそれぞれのパソコンでの設定をご紹介いたします。
ただし、有線LAN接続に関しては、お使いのOSによって設定方法が多少ことなるので、設定するときはお使いのバージョンでの設定方法は確認が必要です。

有線LAN接続のパソコン設定方法(Windows8/8.1)

  1. タスクバーの「スタートボタン」(Windowsマークのボタン)を右クリック
  2. メニューが表示されたら、「ネットワーク接続」を選択

  3. 「イーサネット」を選択して、画面右上の「この接続の設定を変更する」をクリック
  4. 「インターネット プロトコル バージョン 4 (TCP/IPv4)」を選択して、右下の「プロパティ」をクリック
  5. 「IP アドレスを自動的に取得する」と「DNS サーバーのアドレスを自動的に取得する」にチェックを入れて「詳細設定」をクリック
  6. IPアドレスが「DHCP有効」になっているか確認して、「WINS」タブを選択
  7. NetBIOS設定蘭の「既定値」にチェックを入れて、「OK」を2回クリック
  8. イーサネットプロパティ画面で「インターネット プロトコル バージョン 6(TCP/IPv6)」を選択し、「プロパティ」をクリック
  9. 「IPv6 アドレスを自動的に取得する」と「DNS サーバーのアドレスを自動的に取得する」にチェックを入れて「詳細設定」をクリック
  10. 「自動構成のみ」になっていることを確認して「OK」をクリックすれば設定は完了です。

無線LAN接続のパソコン設定方法

無線LANを設定する場合、まずはお使いのルーターの側面や裏面にある「SSID」と「暗号化キー」をメモっておきましょう。

  1. タスクバーの「ネットワーク」アイコン(階段のようなマーク)をクリック
  2. 接続圏内のネットワーク名(SSID)が表示されるので、接続したいネットワーク名(SSID)をクリック
  3. 「接続」をクリック
  4. セキュリティキーの入力が求められるので、控えておいた「暗号化キー」を入力して「OK」をクリック
  5. あとは、「ネットワーク」アイコンが白い縦棒状態になれば、インターネット接続ができるようになります。
  6. この白い棒が多いほど電波状態が良いことを表しています。

以上、それほど難しい操作はないので、分からない方は周りの社員に聞きながら設定しましょう。

3、まとめ

基本的に、ADSLでも光回線でも、モデムや回線終端装置(ONU)までの接続はNTTが行います。
そこからの機器の接続や設定は依頼者側で行う必要があり、まずはルーターへの接続が必須になります。

ルーターからの接続は、有線LANと無線LANで対応でき、現在のオフィスでは無線LANが広く利用されています。
最後のパソコンの設定はご紹介した通り簡単にできるので、以前よりもインターネットが気軽に利用できるようになったのではないでしょうか。

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