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光回線の通信速度はどれくらい?

法人向け光回線の通信速度は概ね1Gbps!

法人でインターネット回線を引くとき、電話回線を利用するADSL回線と光ファイバーを利用する光回線のどちらかを選びます。

しかし、現代は光インターネットが主流。光インターネット回線の大きなメリットは、高速で安定したデータ通信が可能になることです。
そこで、高速といっても実際どれくらいの通信速度で利用しているのかご存知でしょうか?

また、速度と同じく通信の安定性も重要なポイントですが、これはプロバイダーによって異なるのです。
ということで今回は、法人向け光インターネット回線の通信速度、さらにデータ通信の安定性についてご説明いたします。

目次

1、法人向け光回線の通信速度は概ね1Gbps!その他のメリットは?

法人向け光回線の通信速度は概ね1Gbps!
まず、インターネット通信の基礎知識として、よく「下り」や「上り」といった表現が使われますが、
下り:ダウンロード速度
上り:アップロード速度
をそれぞれ表す言葉です。

簡単には、サイトや動画を見るときに使うのが「下り」で、逆に画像や動画などをネット上にアップロードするのが「上り」にあたります。
そのため個人は勿論、法人契約において重要なのは「下り」の通信速度。単純にメール送信やサイトの閲覧は下り速度が速い方が、スムーズなインターネット通信ができます。

ちなみにADSL回線の場合、下り最大速度50Mbps、上り最大速度5Mbpsが一般的です。

法人向け光回線の通信速度は概ね1Gbps!

光回線は、現在では光コラボレーションでサービスを提供する事業者は増えていますが、基本はNTT東日本・NTT西日本の「フレッツ光」で使われる光通信網を利用するサービスです。

その通信速度は上り、下りともに概ね最大1Gbps。ADSLと比較すれば、約20倍もの速さです。
ただし、「概ね」というのがポイントとなり、最大1Gbpsの通信速度といっても、あくまで理論上の数値ということ。

1つの回線を複数人で共有する場合、実際の通信速度は1Gbpsを下回ることが多く、平均速度は概ね50Mbpsから100Mbps程度となります。

しかし、実際には1Gbpsというだけあって、最大速度が大きければ大きいほど平均速度も当然早くなりますよね。 

法人契約のその他のメリット

また、法人契約は個人契約と違って通信制限がなく、「固定IPアドレス」がオプションで利用可能

法人契約は当然ビジネスで利用するため、業務に支障が出ないように通信制限を課さない契約になっています。
さらに、インターネット上の「住所」にあたるIPアドレスが、法人契約では「固定IPアドレス」を専用に割り振り、接続するときはいつもそのIPアドレスで接続できるようになるサービスをオプションとして利用可能。月額相場は、プロバイダーによって異なるので確認が必要です。

2、プロバイダーの「バックボーン」でデータ通信の安定性が異なる!

プロバイダーの「バックボーン」でデータ通信の安定性が異なる
フレッツ光はもちろん、光コラボレーションでもインターネットを利用するためには、回線とともにプロバイダーとの契約が必須となります。
フレッツ光は、回線とプロバイダーは別々の契約が必要。一方の光コラボレーションの場合、フレッツ光の名前を変えて提供しているだけで、プロバイダーとの契約は必要になりますがまとめて契約ができます。

そこで、そのプロバイダーに安定性がないと通信速度が遅くなると言われているのはご存知ですか?
プロバイダーがインターネット網に接続するための回線を「バックボーン」と呼び、大手プロバイダーほどバックボーンが太く安定している特徴があります。

例えるなら、道路や水道と同じ。大きなバックボーンを保有しているプロバイダーは、大きな道路や水道管を持っていると考えると分かりやすいでしょう。

道路の場合、バックボーンが広いということは車道が広く渋滞が発生しにくい、逆にバックボーンが狭ければ車道が狭く渋滞しやすくなります。
また、水道の場合は、家庭で水道を使うとき一斉に使ったとしても水道管が太ければ安定した水量が保たれますが、狭ければ一気に水圧が下がってしまいますよね。

インターネット接続もこれと同じように、ネットワークを利用するアクセス数が増えると通信網が混雑し、十分な通信速度が維持できなくなる。
つまり、通信速度の遅い・早いという違いは、プロバイダーが持っているバックボーンの大きさによって左右されるわけです。

3、まとめ

多くのオフィスでは、光インターネット回線が利用されており、その通信速度は「概ね1Gbps」
ただし、「概ね」なので最大1Gbpsの通信速度といってもあくまで理論上の数値であり、平均速度は概ね50Mbpsから100Mbps程度が一般的です。

とはいっても、光インターネット回線が速いのは確かであり、その他にも通信制限がなく、「固定IPアドレス」がオプションで利用できるといったリットがあります。

また、プロバイダーによって所有しているバックボーンの大きさは異なりますが、大きな障害になっている訳ではありません。
余計に気にするほどの情報でもないですが、このようなバックボーンの違いがあることだけでも知っておいていただければ幸いです。

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